2/13/2015

幻想櫻記*Vol.5 ペットリーディング・・☆

〜平安神宮の桜〜
生き物には全て感情が存在する。

人間と同じ喜怒哀楽とはちょっと違うかもしれないけれど、

彼なりに湧き出る気持ちが存在するのは確かだ。

鑑定の仕事で時々、ペットの気持ちを読み解く

『ペットリーディング』をする時がある。

このリーディングが出来るようになったのも

たまこのおかげだと思っている。

鑑定士の仕事を始めた頃は

ペットの気持ちを読む自信や能力はあまりなかった。

しかし、たまこを通じて色々と送られてくるサインを

キャッチしていくうちに

ペットたちが感じる事、思っている事を

自然と理解し、読み解く力がついて来たと思う。

そしてもう1つ気づいたのは

動物たちが素朴に考えているのは

『生きる事』   

だけを考えていると言う事だ。

良く動物たちは

『自分が死ぬ所を誰にも見せない』 

と言うけれど、

それは

自分が死ぬ時期を解っての行動ではなく、
弱っている自分を敵に見つかって殺されないように
身を隠しているだけ。

と聞いた時、妙に納得をした。

そうだ・・死ぬ事を解っている以上に

生きる事の執念が強いのだ。

去年の11月、たまこがかなり危ない状態に陥った時、

ふらふらと家中を彷徨っていた。

時にトイレの中でうずくまって動かない事もあった。

そんな行動を見ていて死に場所を求めているのかと思ったが、

弱っている自分の姿を隠そうと必死だったのかもしれない。

それから急に元気と取り戻し、

ごはんを沢山食べて水を沢山飲んでいる姿は

『生きたい』と言う執念がにじみ出していた。

しかし、今年に入ってどんどんと顔が変形していき、

横になって寝る事が出来ず、

何時も座った状態でうつらうつら・・。

酷く腫れ上がった癌が痛むのか?どうなのか?

たまこは何も言わないし、鳴きもしないので

こちらではどんな状態なのか全く解らなかった。

でも、ゆっくりと熟睡出来ていないのは事実で、

少しでもこうすれば体勢が楽になって寝られるのではないかと

試行錯誤したが全く効果は無かった。

『抗がん剤治療』

と言う選択もあったが、

この老体でとても耐えられる訳が無いと思い

自然療法でたまこの状態を見守っていた。

動物病院の先生も飼い主の気持ちやペットの気持ちを

良く理解されている方だったので

『この状態まで来ると私だったら静かに見守ってやります』

と言ってくれた。

たまこを見守りながら普通に電話鑑定の仕事をしている時、

不思議とペットリーディングの依頼が多かった。

私と同じく病気で苦しんでいるペットたちを

観る事が多く、

飼い主の悲しみや苦しみを同じ立場として

共感する事もあったが、

何よりペットの状態を観た時に

ただ出てくるのは飼い主たちの気持ちとは裏腹に

純粋に『生きたい気持ち』だけが出て来る。

そして病院に入院させられている事への意味も解らず

(どうしてこんな所に居るの?大好きなあのご飯が食べたい)

と言う気持ちが強く出て来ていた。

『食べる事=生きる事』

彼らの基本だ。

たまこは死の数時間前まで必死に食べていた。

それはどんどんと下がってくる体温をあげようとしていたのか?

食べられる間は大丈夫だと思っていた。

最期の夜中、よわよわしく一言、

『にゃあ・・』

とないた時、これは危ないと思って

思わず抱き上げてた。

あんなに食べているのに身体は痩せ細り、

奇麗なピンクの肉球も色あせていた。

何故、彼女がこんなめにあわなければならないのか?

考えても仕方が無いのが解っていても

その疑問が頭の中を駆け巡る・・。

抱きながら目やにが出ている顔を拭き

自分で毛繕いが出来ないので

身体全体を優しく拭いてあげた。

片方しか開いていない目はじっと私を見ている。

『たまこは頑張り過ぎだよ・・
もう私の事は心配しないで・・大丈夫だから!』

そう声をかけたくなる位、たまこの目力は凄かった。

そして明け方、ぱっと目が覚めて時計を見ると

『5:55』   

そして横にいるたまこに目をやると横になっていた。

今まで横になって寝る事が出来なかったたまこが

横になっている・・

慌てて側によると既に息絶えていた。

しかし耳はピンっと立って目はしっかりと開いている。

抱き上げて口から出ていた舌を思わず指で中に入れ、

何度も名前を呼んだ。

そして本当に天国へ旅立った事を悟った時、

『よく頑張ったね・・ありがとう』

と言う言葉しか出て来なかった。

ペット霊園に火葬の予約を入れ、

車で向かっている頃から

不思議と満開の桜の映像が頭から離れなかった。

何故だろう?何を意味してるんだろう?

ずっと気になっていた。

火葬が終わって骨壺を入れる袋が何種類かあり、

その中にピンク色の桜模様があった。

迷わずそれを選んだ。

帰りの道でもずっと桜が頭から離れない・・。

こんな時、自分で自分のペットリーディングが

出来ないものかと霊感をひねり出そうとした。

しかし残念ながら出て来ない。

自分と同じ・・自分の分身にも

この能力は使わせてくれない・・。

そして後日、九州の知人で、

ペットリーディングも得意なヒーラーさんに

連絡を取った。

そして何故、『桜』の映像が降りて来るのか、

聞いて見た・・。   

to be next

〜フェニーチェからのお知らせ〜
 何時もフェニーチェをお引き立て頂きまして
誠にありがとうございます。
本日13日(金)の電話鑑定で1名様キャンセルが出ています。
鑑定ご希望の方は 080-5786-1144の方へお問い合わせください。
それでは宜しくお願いします。

また来週16日(月)以降のご予約も受付ておりますので
合わせて宜しくお願いします。

※明日はバレンタインDAYですね!
暦の上では何か特徴的なものがありませんでしたので
穏やかに週末をお過ごしください♡         

     

     

  

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