4/01/2014

完全なる『3』の放浪記*Vol.10 そして最後のミステリーへと旅立つ☆

〜阿蘇神社〜
黒川温泉へ行くと次の目的地へ向かう途中、

必ず阿蘇神社へ立ち寄る。

肥後国一宮でもある古式ゆかしい神社は、

阿蘇外輪山内部の神域から御神水が溢れんばかりに流れていて

『不老長寿の神の泉』と呼ばれている。

〜神門の前に並ぶ『神の泉』〜
 この阿蘇神社高千穂の神秘性とはまた違った魅力があり

雄大でどっしりと鎮座されている。

懐の大きさを感じる所があり、

思わずその大きな御神徳に身をゆだねたくなってしまう。

それを象徴するかのような絵馬が素敵で3人とも思わず買ってしまった。

〜恵美須様と大黒様のスタンプも可愛い笑門来福の飾り絵馬〜

 この日は、友人2人が福岡から最終便の飛行機で

東京に戻るので、emyは天赭日に参拝へ行ったけれど、

再び宗像大社宮地嶽神社を案内した。

そして最後の晩餐は、博多名物『水炊き』となった。

友人のお勧め名店はやはり予約でいっぱいだったけれど、

ギリギリ予約を取る事が出来た『新三浦』は今回のテーマである

完全なる『3』とお店の名前の『新三浦』がフィナーレにハマり過ぎていて

友人共々ほくそ笑んでしまった。

それほど今回の放浪は全てが完璧だった。

何が完璧か・・?

まず誰かと放浪する時にはそのパートナーの存在が非常に重要だったりする。

お互い気を使う事無く『あうん』の呼吸で感動も共有出来、

ちょっとしたミラクル的なサプライズがあったりと

終始、ワクワクした気持ちが止まらない。

今回の3人で回った放浪はまさにそれが全て凝縮されていて

終盤へ向かうと急に寂しい気持ちが出て来てしまう。

1人で放浪しているのが慣れていても

時に誰かと感動を共感してしまうと

まるで祭りの終わりのよいうな哀愁が胸の中に広がる・・。

そしてまたこのメンバーで放浪したいと言う未来への計画が

哀愁の胸の中に更なる楽しみへと変えてくれるのだ。

そんな完璧なメンバーで放浪をしていたので

何1つ妥協する事なく時間的にもタイミング的にも

全て思い通りに事が運んだ。

そして天空の神々が後押ししてくれてるかのように、

寒暖の差もなくPM2.5の影響も少なくクリアな快晴が続いた。

東京の友人たちも日頃の仕事の疲れから解放され、

思いっきり浄化された感じで顔もイキイキとしていた。

そんな最高だった時間がめくるめくる思い出される。

じっくりと煮込まれた鳥から出た最高の白濁したスープを口にしながら

別れを惜しんでいた。

『来月は東京で打ち上げをしなきゃ!』

放浪の余韻にまだまだ浸りたいのだろう・・笑。

今、この瞬間を今回の終わりと締めたくなかった。

最高の仲間のおかげで本当に素晴らしい放浪となった。
  
こんな時、美味しい水炊きをあてにお酒を頂きたたい所だが、

二人を空港まで送って一気に大分県まで行かなければならない。 

相変わらずの弾丸計画・笑。

1日、200キロ近く運転するのは慣れているので、

考えてみればその日だけでも

黒川温泉〜阿蘇〜北九州〜福岡

と既に100キロ以上運転していたけれど、まだ更に

100キロ以上運転出来る気力が残っている事に

自分でも驚いている・笑。  

タフでなければ放浪は出来ないのも事実・・。

無事2人を空港へ送り届け、高速に乗って大分県の中心部へ向かった。    

夜21時を過ぎるとほとんど行き交う車は無く、

真っ暗な高速をひたすら東へ走らす・・。

気がつけば激しい雨が降り出していた。

予報通りの雨だった。

中心街で予約していたビジネスホテルは温泉付きで、

茶褐色のナトリウム炭酸水素塩泉・・。 

ビジネスホテルでも源泉掛け流しの温泉に浸かれるのは

九州ならではの醍醐味だ。

運転の疲れは温泉が一気に癒してくれる・・。

最強の温泉のおかげもあって長距離運転でも

疲れを溜めずに続ける事が出来た。

次の日はいよいよ放浪の最終日。

参拝は宇佐神宮だけ予定に入れていた。


  

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