『怒り』と『恨み』のメカニズム（4）☆

～京都宇治／三室戸寺の蓮～

昨日の電話鑑定で、オンタイムに『怒り』について

悩まれている女子と喋っていました

『私、朝起きた時、昔に起こった嫌な出来事を引っぱり出して
また頭に来る時があるんですよね・・』

これは決してレアなケースではなく、

『昔に起こった嫌な出来事』

を思い出してまた頭に来る事は沢山あります

そして思い出している事に対して

『何時までも引きずっている自分って最低・・』

と更に追い打ちをかけて益々気分が落ち込む・・

何だかスッキリしない状態が続いてしまうものです

そんな状態を少しでも緩和するべく

『心に貯めない怒り方』

はどうすれば良いのか・・？

子供のように、大声で所構わずぶち切れたら良いんですけれどね・笑

大人の事情・・っていうものがありますので・・

まず頭に来る事が勃発したら・・

その瞬間は心に貯めていたとしても後で１人になった時、もしくは誰も居ない状況の中で頭に来た事を口に出す

全てを受け入れてくれる大自然の中で大声張り上げて『怒り』をぶちまけるのも良し

トイレなど１人になれる空間で大声を出さなくてもムカムカしている事を
お腹に力を入れて思いっきり外に吐き出してしまう

そう・・

ここで大事なのは

『怒り』はなるべく１人の時に口に出す

と言う所です

『怒り』は前回、述べたように誰か相手が居て発生する率が高いので

本当は自分の『怒りスイッチ』を押した相手に

ぶちまけたい所ですが、

考え方・相手への期待度・環境の違いから起こる『怒り』を

どんなに相手にぶちまけても解決の糸口にはなりません

それどころか、理解されない・話が通じないもどかしさが

更なる『怒り』を増殖させ、

益々事態を悪化させる事もしばし・・

それに付け加え、コミュニーションを取るのが苦手な理由で

全て心の中に溜め込んでしまう事はしんどくなる原因・・

口がたたない・・上手く相手に自分の気持ちを伝えられない・・

そうであればそうである程、そんな自分に劣等感を与えないように

苦しまないように、

お腹に力を入れて口に出しきる

事が有効になってくるんですね

この口に出しきる事を続けていれば

心に溜る率もぐっと減って来ます

最初に述べた様に、

『過去に起こった嫌な事』

を思い出した時も、思い出した事への罪悪感を持つより

思い出す度に声に出して

『○○に対して頭に来ている！怒っている！』

と繰り返して言ってください

この方法は以前、ブログで書いた

～嫌な出来事は『忘れよう』とするのではなく
『捨てよう』と言う感覚でいる～

に通じます

心の中は部屋と同じ・・

『忘れる』と言うのは

部屋に散らかっているゴミを見て見ぬふりをしている事と同じで

何時までたっても部屋は奇麗になりません

それらのゴミを『捨てる』と思い

ゴミ箱へドンドン、捨てて行くと部屋は奇麗になります

すると心の中もスッキリと変身

なので『怒りの感情』も口に出して

捨ててやる～～！！

と言う感じで吐き出してみてください

emy自身、怒りを溜め込まないように

頭に来た事はマメに吐き出すようにしていますと

以前より頭に来る事が少なくなりました・笑

心に怒りが溜っていないと『怒り上昇率』も

下がった来るようです

とは言っても最初はなかなか上手に怒りを吐き出す事が

出来ないものですが、意識だけでも

心に貯めない外に出す

から始めてみてください

少しでも『怒り』がコントロール出来るようになると

冷静な判断で有効な問題解決への導きにも繋がって行きますね

next tomorrow ・・