『怒り』と『恨み』のメカニズム（２）☆

奇麗な『円』を描いている伊勢・瀧原宮の手水

それでは何故『怒る事』は良くて『恨む事』は宜しく無いのか・・

解りやすくイメージを含めて説明しますと

『怒り』は外にエネルギーを爆発させ『しこり』を残さない

『恨み』は自分自身の身体の中へ『しこり』を溜め込んで行く

この『しこり』と言うものがくせ者で

目に見えない『心のしこり』は積み重なる事によって

心身ともに蝕み（むしばみ）それが『恨み』と言う

『念』に変わって思考を低下させる・・

そう・・

『人を恨むと自分に帰る』

と言うのは、決して自分が相手に送った『念』が

跳ね返って来るものではなく

自分自身が心の底に積み上げて来た『しこり』によって

元気が無くなり、思考も弱っている分、

判断力や直感力が鈍り、嫌な場面に遭遇しやすくなったり

負の方向へ引っ張られたりする流れになります

『恨み』・・

例えば

あんな事をする○○は不幸になれば良い！

あんな事をする○○に対してずっと恨んでやる！

と解りやすい『恨み方』をあげてみましたけれど、

それでは相手に不幸になってもらいたい

『不幸』とはどんな事ですか？

きっと頭の中に浮かぶのは

自分がされて来た行為・言葉などをそのまま相手が

同じように嫌なめに遭う、苦しむ事を望んでいるのだと思います

でも考えてみてください。

それはあなたが描くイメージではないですか？

『イメージ』と言うものは

良い意味でも悪い意味でも自分自身の中で起こり、

それがプラスに働けば、夢を実現する絶大な影響力に変わり、

マイナスに働けば、『しこり』となり

自分自身の中へ定着し、大きくなると健康にまで影響が出て来る事があります

でも、ここで誤解して頂きたくないのが

『誰かを恨んだから病気になった』

と言う事が全てではありません

『病気』と言うものは

単に『恨み』からくる

単純なものではなく、DNA的に・・環境的に・・生活習慣＆性格的に

と様々な要因が考えられる状態ですので、一辺倒な見方でジャッジするのは

とても危険な事です

今回は『怒り』と『恨み』の違いを説明する上で例に取り上げている

メカニズムの一部と考えてくださいね

それでは『怒る事』が何故良いのか

ご説明して行きますね

to be next week ・・

今週末はフランスからお客様がいらっしゃったり
賑やかな週末となります
一気に書かず小出しの連載で申し訳ありませんが、また来週引き続き
『怒り』と『恨み』のメカニズムについて書いて行きますね
真夏日が絶好調に続いているので皆様も健康にはくれぐれもお気をつけて
素敵な週末をお過ごしください