芸術放浪記＊Vol.6 ザジとアメリ（１）☆

トロカデロ庭園よりエッフェル塔を望む・・

映画と言うものは19世紀にフランスの『リュミエール兄弟』によって発明されました

そんな『映画の祖』を持つフランスが生み出す映画たちは

派手さが無いにしろ、実験的だったり非常にお洒落だったり

個人的に大好きな作品が沢山あります

日本でもアジアでも映画のロケに使われた場所は観光名所となり、

実際、自分がその地に行って映画の主人公の一部となり同化し、

バーチャル的な余韻に浸る事が出来たりしますけれど、

パリの街を散策しているとそれと同じような現象が、

頭の中をよぎったりします

ちょっとレトロな映画にルイ・マル監督の『地下鉄のザジ』

と言うコメディー映画があります

地方からやって来た主人公の少女、ザジが地下鉄を乗るのを凄く楽しみにしていたのに

ストライキで大変ショックを受けます

そしてストライキで混乱しているパリの町中をザジが大冒険をする

シュールな映像を加えた実験的な映画です

ザジが地方からやって来て最初に降り立ったのは『北駅』

ユーロスターを乗るために北駅へやって来た時、ザジの事を思い出しました

ザジがパリの町中を大冒険する時、さりげなく名所が出て来きます

パリの街は本当に美しくて写真を何枚撮っても足りない位ですが、

その中でもemyがお気に入りのパリの風景をご紹介します

レオス・カラックス監督の『ポンヌフの恋人』で有名になったポンヌフ橋

コンコルド広場の石像の一つ。あちらこちらに素晴らしい石像が点在していて・・また一つ一つが精巧に出来ている所が素晴らしいですよね

アールヌーボ建築の代表的建造物『ギマールのメトロ』この屋根付きがなかなか見つからなくて、偶然モンマルトルで遭遇した時は思わず「ギマールや～～！！」と叫んでしまいました・笑

ちょっと昆虫っぽい曲線ですが、素晴らしい芸術作品です

こちらは良く目にするメトロの目印
ザジじゃないけどストライキになっていなくて良かった・・笑

場所を忘れてしまいましたけれど、金の石像にスジ雲がドラマチックにからんでいたので思わず写真を撮ってしまいました

昔からガリエラ宮近辺から望むエッフェル塔の風景が大好きです

何処を切り取っても絵になる風景なので

素晴らしい映画が沢山生まれるのも納得しますね