瀬戸内海の島々に溶け込む芸術たち・・☆

クロアチア／サンジャ・サソ作
女木島（鬼ケ島）・・その昔、海賊たち（鬼）のアジトになっていた『鬼の洞窟』に浮かびあがるワイヤー製オブジェ・・凄く幻想的

四国から戻って参りました～

前々から香川県はほんと『文化レベルが非常に高い県』と思っていて

香川県庁舎を始めてとしたあの丹下健三や丸亀市の猪熊弦一郎美術館の谷口吉生の建築物が見られるを筆頭に

イサム・ノグチの彫刻や東山魁夷の絵画など・・

上げ出したらきりが無い程、あの小さな県内には様々な文化＆芸術が溢れています

そんな香川県だからこそ今回の瀬戸内国際芸術祭は現実の大イベントになったのだと思う・・

『ELLE』や『VOGUE』や世界のニュースなど様々なメディアに取り上げられ、地元の人たち以上に注されているこの芸術祭・・

��『灯台下暗し』とはまさにこの事！・笑）

��月の時点で予想を遥かに上回る20万人以上の人々が

瀬戸内海の島々を行き交っている様です

元々『直島』にはベネッセ・アートサイトとして

美術館やアート作品＆家プロジェクトが設営されていたので、この芸術祭でも『直島』が一番人気の様でしたね

私は以前直島は訪れた事があったので、今回は絞りに絞って２カ所の島を巡って来ました

まず高松港から向かったのは桃太郎の『鬼退治』の舞台になった

『女人島』・・船が漁港に近づくと沢山のカモメのオブジェが出迎えてくれます

カモメの風見鶏／木村崇人作・・近くで見たら本物のカモメに見えます（笑）

も～・・９月とは思えないくらい暑くて・・死にそうになりながらぐるっと一周しました

そして次に向かった島は『男木島』

この島の展示物はかなり面白かったです

其の名も『男木島の魂』

船からも目立って見えるスペイン／ジャウメ・プレンサの作品・・世界の言葉の文字が並ぶ屋根が凄い☆

屋根の模様が地面に写り・・またこれも素敵なARTを作り出しています☆

漁港から見渡す風景は本当に素朴な島の家々で・・

作品たちは何の違和感も無く島の日常に溶け込んでいました

旧公民館の中に広がるモノクロ点画の世界・・鏡の作用で何処までも広がりを感じさせます・・☆ブラジル／大岩オスカール作

開催期間、何回も行き来が自由なパスポート☆スタンプラリー形式になっています

奇妙なオブジェも何故か溶け込んでしまう作品たち・・

普通の食堂で『たこ天定食』を食べている人々の横のテラスには『カラクリン／井村隆作』が釣吊り下がっていて・・何か不思議（笑）

これまた細い路地を歩いていると突然現れる謎のオブジェ『オルガン／谷口智子作』

「なんじゃこれ？？」

・・と首をかしげていると地元のおじちゃんがこの作品の説明をしてくれました（笑）

「そこから喋ると下の方に聞こえるけん！」

なるほど（笑）ここに繋がっているのね・・（笑）

こんな調子でかなり面白い作品が多く点在しています・・

明日も続きを書きます

next tomorrow・・