ヤン・リーピン『シャングリラ』☆

月の前で華麗な舞を披露するヤン・リーピン☆彼女は『踊る精霊』そのものです・・

土曜日に梅田芸術劇場で開催された

ヤン・リーピンのシャングリラ

を観劇して来ました。

『シャングリラ』は中国語で『原生態』・・まさに加工されていないありのままの民族芸術を堪能しました

emy個人的にもめっちゃ興味のある雲南省

数多くの少数民族が集まっている雲南省は独特な文化の宝庫です

最初はナシ族の『トンパ文字』にはまりました

『トンパ文字』・・現代にも伝わる最後の象形文字と言われ、その表現力・ディテールはデザイン的に優れていて可愛くて・・

何冊もトンパの書物を読みあさった程です（笑）

『トンパ文字』



こんな素朴な象形文字を今に伝えているナシ族の文化に触れると、もっと深く雲南省に触れたくなるもの・・

そんな時、雲南省の少数民族（ペ族）出身のヤンリーピンの存在を知りました

ヤンリーピン・・何処となくエキゾチックで可憐な女性




彼女は単に優れた舞踏家と言うだけではなく、失われつつある少数民族の文化を継承し、広く世界に発信して活動されています

プロローグ・・『人類の誕生』から始まりエピローグ・・中国では『幸福のシンボル』と言われている孔雀をテーマとした『孔雀の舞』に至まで、「歌」「踊り」「光」で表現されて行きます

『イ族』の甲高い歌と激しい踊りに観衆たちは圧巻です



それぞれの民族衣装も見所の１つ！



エピローグの『孔雀の舞』・・も～指先の細かい動きからヤンリーピンそのものが『孔雀』！！凄かったです



あまりに素晴らしい舞台演出・衣装・踊りに最後はスタンディング・オベーションで大盛り上がり！

そしてこんな舞台を見る度に何時も思う事があります・・

先人たちが大事にして来たそれぞれの文化や文明を理解する事が出来れば『争い』事が起こらないのでは無いか・・

踊り歌っている彼らの姿はほんと、素朴で自然との調和を何よりも大事にしていて・・

発展を続けている現代社会でついつい忘れがちな『命』と『絆』の原点を思い出させてくれます

この舞台を見ると

「何時か雲南省へ行ってみたい・・」

気持ちが益々ふくれ上がってきました

あ～・・世界は広い！まだまだ訪ねたい国は五万とあります（笑）


美術展のご案内

関西在住の人形作家たつたゆきこさんの個展が4/1（木）～4/6（火）/12：00～19：00まで大阪で開催されます

たつたゆきこさんの作品



彼女の作品は繊細でキュートで・・ちょっとシニカルで・・大好きです

大阪・梅田へお越しの際は是非、彼女の素晴らしい作品たちに触れてくださいね

展覧会が開催されるギャラリー『４匹の猫』



ギャラリーマップ☆



emyも観に行きま～す（めっちゃ楽しみ）